あけましておめでとうございます

おせちも無事終了しました。皆様のハレのみけです、一年間で一番気を使います。大晦日は熊吉君と元町の厳島神社に一年間のお礼を申し上げ、中華街の妹分のかおり、さおり姉妹のいる酔仙酒家にて年越しそばならぬ年越しスーラータン麺をいただき生ビールを何杯か飲んだら年末からの疲れがどーっと出まして8時頃には寝てしまいました。
さて昨年は富士山が世界遺産に、東京オリンピックも決まり、和食がユネスコの無形文化財になり陽当たりの良い一年でした。
国家のリーダーでこれだけ世の中が変わっていくのか、まだまだ我々のような街場の弱小店舗には実感がわきませんが、それでま昨年に比べてみると少しずつ上向いてきたような気がいたします。
あの震災から三度目の冬を迎えました。今から思い返すと一つの太くて大きな流れがあるような気がいたします。江原さん美輪さん達によってスピリチュアルな世界がごく普通にテレビで紹介され、パワースポットなるものに人気が集まりました。富士山ブームもその一貫でしょう。そして亡国の政権、民主党の登場となります。あの当時は本当に大変な事になった心底憂いてました。いつの日か彼等が何を目的として国政をにぎったのか、少しずつ明るみにでてくるはずです。人心も荒んでいきました。そんなところであの大震災が起こります。しかし困難ななかでの被災者の皆様のとられた行動、そして日本中の国民の奮闘、善意は世界を驚かせました。あるフランス人は被災地の人々をみて「私は神を見た。」とおっしゃったそうです。 ただあの大震災で一万八千人近くの方々がお亡くなりになりました。しかし被災地の方々が我々に残したものは、日本人として一番大切なものでした。今更ご紹介する必要もありませんね。反して醜悪だったのが時の政権、そして東電の幹部達でした。自分は今でもあの震災は日本人の禊ぎだと思っています。戦後のアメリカの狙いどおり日本人の精神性を骨抜きにしろ!過去の歴史と断絶させろ!なるほど彼等の目論見は成功し、長い我が国の歴史の中ではかなりイビツな日本人であるような気がいたします。一昨年は古事記編纂1300年。明治天皇没後100年。そして今年は出雲大社、伊勢神宮の遷宮など日本の神々に大変関係深い二年間でありました。政治では自民党が復権し保守の安倍総理大臣が返り咲きました。
古事記に天石屋の話がございます。高天原で乱暴狼藉を働く須佐之男命を嘆き悲しんだ天照大御神は天石屋に籠もってしまいました。世界中が闇に包まれてしまい他の神々は何とか天照大御神を石屋から引き出す事に成功いたします。そしてこの世に光が戻ります。これが岩戸開き。
確かにこの国は平和で豊になりました。それと同時に日本人の根っこの部分をどこかに置き忘れてきました。これは占領政策という外的要因が大きく働いていますが、多分暫くの間は私達日本人はこの忘れ物をとりに行く事に時間を割くことになるでしょう。近い将来、大変な困難に襲われないように。
岩戸は開かれたような気がいたします。
さあ皆さん今年はもっと良い年になりますよ。三日坊主が請け負います。
トホカミエミタメ。天照大御神様にお伝えいたします。
今年一年間宜しくお願いします。