自分の戦後70年続き

戦後70年に関しましては、随分と間が空いてしまいましたね。
前回は満州の話でした。満州事変で触れておかなければならない事実があります。今回の安倍さんの談話作成に関わった読売のナベツネさんの御用学者、北岡伸一という者がおりますが、彼は談話が公表される前から「満州事変などは侵略だ、自分の回りの学者は皆、そう言っている。」などとマスコミに喧伝しておりましたが、実は国際連盟から派遣された、リットン調査団の報告書には「満州の情勢はとても複雑であり、日本が中国を侵略したというような単純なことではない。この紛争は一国が国際連盟規約の提供する調停の機会をあらかじめ十分に利用しつくさずに、、他の一国に宣戦を布告したといったような簡単な事件でもない。なぜなら満州においては、世界の他の地域に類を見ないような多くの特殊事情があるからだ。」
と報告書に満州事変の性格を記述しておるそうです。つまり、あのリットン調査団でさえ、侵略と言っていないのに、ナベツネの力と親中の外務省によって、いつも政府の有識者会議に顔を出している大した著書もない学者が、「日本は侵略国家だった。」と言い切れるのか。
ここで「安倍談話有識者懇談会」に触れておく必要性が生じました。安倍総理の戦後70年の談話を策定するにあたり、有識者が16人選ばれました。座長は西室泰三氏(日本郵政社長、東芝相談役)座長代理が先程の北岡氏です。
座長代理の北岡氏には以前から、嫌悪感を抱いていた自分はかなり心配しておりましたが、メンバーの中のお一人のお名前をみとめた時に少し安堵いたしました。その方は京大名誉教授であり、自分が信頼する保守の論客である、中西輝政氏であります。保守系の論客と言っても色々な方がいらっしゃいます。自分の判断基準としては、日本の国体をしっかり理解していること、靖国存在の重要性を唱えることができる人。日本だけではなく、その時代時代において世界の潮流はどうであったか、その中で我が国がどう生き抜いてきたかをきちんと説明できる人。
安倍さんが、二度目の内閣を率いて展開されていらっしゃいます外交を見ていますと、「あっ、ブレーンに中西先生がいるな。」なんの情報がなくても解りました。中西先生はその著書の中、「我が国の外交においては、同じ価値観を持つ国々をいつも味方につけておくこと、そして主張すべきことはきちんと主張すること、相手との摩擦を恐れるあまりに、なにも主張しないことが我が国の平和を失うことに繋がる」
安倍さんが八面六臂の外交を繰り広げているのは、こういうことなんですね。
さて、有識者懇談会に話を戻します、中西先生ともう一人保守系の論客がメンバーに入っておりました。
メンバーは16人そのうち14人実質的なチャイナハンドの外務省枠で侵略戦争論者であり、中西先生ともう一人保守系の論客の二人だけが首相官邸枠だったそうです。そして会議で与えられた発言時間は、僅かに一分だったそうです。報告者にはある程度の発言時間が与えられたそうですが、その報告者は北岡氏と関係のある学者や外務省との繋がりが深い学者が選ばれたそうです。早い話安倍さんに侵略の二文字を言わせたかったんでしょう。
自分も心配になり、安倍総理宛に自民党の横浜支部と顔見知りの自民党の県議の方を通してファックスを入れました。くれぐれも70年談話には「侵略」の二文字は入れてくれるなと、公式の総理談話です。河野談話、村山談話と同様に後々まで残ります。そうしますと靖国に祀られております英霊は、侵略国家の尖兵となってしまうではありませんか。 安倍談話が公表された翌日の読売を開いてみたら、ビックリ。朝日顔負けの見出し。お腹が空きました。また、次回。