靖国と私 その一

G.W.も終わり、本日は振替休日をいだだきました。期間限定の「シルバー割引」、「ハズレナシ子供さんスピードくじ」、「東上線割引」なかなか好評でした。この勢いを駆って、鯉のぼり調子といきたいもんです。
鹿児島旅行での不思議な出会いについてお話しましょう。先ず始めに私と靖国神社の関わりについてです。
前にもこの勝手報告に書きましたが、5年ほど前から身の回りに心霊現象が起こり始めました。店に女性の幽霊が居着いたり、厨房に狐が住み着いたり、随分と恐い思いをさせられました。(今は全く心配ありませんから、ご安心なさって三日坊主にいらしてください。念のため。)
店の方は靈能者にお願いして、おさめてもらいました。が、その後もしばらく私の身の回りに色々な心霊現象がまとわりつきます、最初の頃は怖くて怖くて胃に穴があくほどでした。でも人間て、とっても便利な習性を神様から頂いているんです。それは何かといいますと、「慣れる」ということ。目の前でたダスターが飛び跳ねたり、灰皿の上の吸いかけのタバコがクルクル回り始めても「お、すごいね。」とか「よくやるよ、俺、忙しいんだから後にしてくんない。」みたいな余裕がでてきました。
そんなこんなが色々起こり始めて半年後に、友人の麻美ちゃんとうちの奥さんとで千鳥ケ淵の桜をみて靖国の屋台で酒盛りをいたしました。
まあ、随分と屋台ものを食べお酒もウーンといただきました。遅くに家に着きそのまんまバタンキューです。そしたら、お約束どおりに真夜中に、ウッとこみあげてきました、トイレに駆け込み便器とにらめっこです。だーるまさん、だーるまさん、にらめっこしましょ、吐いたら負けよアップップ当然、しこたま飲んだ私に勝ち目はありません!
一気にオエーとやったんですが便器の中を見てビックリ?!吐いたものが全部真っ白!タコ焼、おでん、焼き鳥、etC。全く色がありません!漂白したかのように真っ白でした。それと、いつもなら必ず背中を擦ってくれる妻の熊吉君は全く起きる気配がありません。一体全体、自分の体になにが起こったのか?食べあわせで何か化学反応でも引き起こしたのか、知らない間にバリュームでも飲んだか。全くもって不思議な夜でした。これが靖国での最初の不思議な体験です。
二度目はその三ヶ月後に起こります。靖国では毎年七月の上旬に「御霊祭」が執り行われます。あの広い参道一杯に屋台が軒を並べ、大村益次郎の銅像の周りに櫓を組み、老若男女が浴衣姿で盆踊り。それはそれは楽しいもんです。その時は私達夫婦と中学時代の同級生二人で参拝の後、屋台で一杯やりました。さあ、帰ろうか、と靖国のご本殿に目をやりました。友達二人はその時は、居合わせませんでした。妻と二人、両サイドからレーザービームを立ち上げるご本殿、あー今夜の靖国は気合いが入っているなー!そう思った瞬間!ご本殿の真上に真っ赤な人魂が見えました。本殿までは距離がありましたのでかなり大きな人魂です。その人魂が、クルックルッと螺旋条に回った後ビューと天空目指し飛んでいきました。横にいる妻に、「おまえ、今のみえたよな?」「うん、確かにみた。」衆人監視の中ですから、他の人々も見えていたはずですが?多分、私達夫婦にだけ見えたのかと思います。実は高千穂に行った時も不思議なを二人でみました。家の中では日常茶飯事ですので二人ともあまり驚かなくなりました。
この出来事の数日後、店の騒ぎの時にお世話になった靈能者のお二人(この方々は女性お二人のコンビです。)に偶然出会いました。靖国で起きた事を彼女達にお話すると、こう言われました。「あなたは靖国で浄化されたんだよ。」、靖国の誰が何のために、なぜ自分を浄化したのか、そこまでは教えてもらえません、御霊祭だから魂が帰ってくるのはあたりまえだよ、とのこと。この頃は何の知識もありませんから、浄化された、と聞いた時も、そーか、俺はきれいになったんだ、相当に汚かったんだな。そう言われれば、思い当たるフシは山ほどあります、叩けば埃が天井ごと、ドサッと落ちてくるような私ですから。
不思議な現象は色々と今に至るまで続いております。途中から神様の方に引っ張られましたので、魑魅魍魎の世界にチョッカイをだされることは少なくなってきました。
さて靖国がらみの不思議な話を続けましょう。私の行き付けの店に、山手駅近くのホルモン焼の「ほうちゃん」というお店があります。ほうちゃんとはウマが合うので、開店以来7.8年の付き合いになります。今では靖国に一緒に参拝したり、皇居の一般参賀に行ったりの間がらです。何故かこの店は保守色のかなり強い常連が多いので助かります。
この店の常連客でTさんというかたがいらっしゃいます。彼も昔の戦記物とかが大好きで、酔うと、ゼロ戦の話とか、海戦の話とかで盛り上がります。そんな彼から一時、旧海軍の戦闘機のプラモデルを随分といただきました。主にゼロ戦でしたが九九艦爆、彗星、そして海軍の飛行士の人形。空母「飛竜」などです。このうちの一部は家の玄関に靖国神社のお札、小さな国旗とともにお祀りしております。これらが数年後に重要な役割をはたします。

  

続きは次回。