熊吉君珍道中

4月に連休をいただき、出雲に旅行にいってまいりました。伊勢神宮はここのところ毎年参拝しておりますが、出雲大社は初めてです、期待に胸膨らませ空路、米子空港に向かいました。
そこでレンタカーを借り「チャンチャカチャーン」一泊二日豪華山陰旅行の幕開けです。
が、最初からつまづきます、車は10年に一度乗るか乗らないかの私です、ナビの使い方がサッパリわかりません結局スタッフの女の子を呼んで一から教えてもらいました、気を取り直して出発進行!
先ずは事代主様がお祀りされている美保神社に向かいました。港町にあるしずかなお社でした、参拝が終わると曇り空から陽がさしてきました。「ありがたい!」思わず心の中で叫びます。
参拝をすませ美保灯台に行きました。いつの間にか晴天!素晴らしい景色を眺め灯台守が昔、暮らしていた官舎を見学、天井の高い立派な建物でした、かなりの広さで今はレストランになっています、大きな手造りのステレオが印象的でした。
この後は宍道湖経由で出雲大社を目指します。街中を通っても行けますがあえて日本海側を選びました、車窓から見える海はなんとコバルトブルー!日本海というと海が暗い色のイメージでしたが沖縄のようでした、また山あいに入るとまだ桜が咲いていて花吹雪の中最高のドライブ!途中、佐田神社を参拝、御祭神はスサノオ様です。本音を言いますとあまり私との相性はよくありませんが「二日間この地にお世話になります、よろしくお願いします。」とご挨拶いたしました、が、その後暫くはナビがトンチンカンな案内を繰り返します、やはり私はスサノオ様には嫌われているみたい。
そんなこんなで宍道湖沿いを走り、いよいよ出雲大社に到着、残念なことにご本殿は遷宮の為仮殿を参拝いたしました。彼の地に着きまして初めてしりましたが有名な大しめ縄はご本殿でなく神楽殿にはられているものでした、皆さんご存知でしたか?それと驚いたのは境内のポールに掲げられた、国旗の大きなこと!あんなに大きな国旗一体何人がかり上げるのかなーと思っていたら電動でした。
ここまでくるとお腹はペコペコ、お目当ての出雲蕎麦をいただきます。三段重ねのお蕎麦、上から順に汁を足しながらいただきました。本当はここで生ビールをグビーットやるんですが、運転があるのでここは我慢!大社を後にしてすぐそばにある島根県立古代出雲歴史博物館に入館、出雲大社の模型、数多くの銅鐸など見所満載、館内で働く方々もよく教育されており、ボランティアの方も親切に説明してくださいました。
ホテルは宍道湖畔にとりました。途中、神在祭の神迎えの稲佐浜に立ち寄り宿を目指します。しかし予定時間を少しオーバーしてしまいました、夕暮れ時がせまっています、そう、宍道湖の夕暮れを見ないわけにはいきません、ギリギリに県立美術館に車を止めて湖畔に出ますとカメラを構えた観光客がちらりほらりといらっしゃいます。
あーん缶ビールのみたいよーん、と思いつつ少しずつ湖に姿を落としていく夕暮れを眺めておりました。

やっとホテルに入りましたが喉の欲求を抑えきれずに缶ビールをグビーといただきました。宍道湖を眺めながら湯に浸かり旅の疲れを癒します。部屋で少し休んでから松江の街にくりだしました、夕食はついてませんので美味そうな居酒屋を捜します、フロントの若くて可愛い姉ちゃんに飲み屋街を教えてもらい、熊吉君といざー出陣!この時ばかりは五感研ぎ澄まし獲物を捜します、色々な店を物色しておりますと何やら賑わっている店が目に入りました、屋号をみると、そのな・ま・え・は!なんと!!「くま吉」

神の悪戯か、はたまたお導きか?私の相棒と同じ名の店が山陰は松江にありました!しかし、ここにきて五感から六感まで飛んでしまった私達はこの店をスルーして先へと進みます、途中、路地を右に曲がると「大衆割烹」の暖簾が目に入りました、「ここだー!」熊吉君を促し暖簾をくぐりますと右側がカウンター左側と奥は個室になっておりなかなかステキな造りでした、ご主人と奥さん、娘さん?で切り盛りしていらっしゃてます。白魚の天ぷら、岩がき、のどくろの一夜干し、生ビールに地酒、九州の焼酎、締めにあごの茶漬け、アサリ雑炊をいただきました、ご飯についてきた漬物の豪華なこと!特に壱岐さんの大きな岩がきは本当にに新鮮であまくてプリプリ、のどくろの一夜干しはたぶん700-800円位でした、あんまり美味いんで翌日物産館で買おうとおもったら1000円以上してました、一体どんな仕入れしてんでしょ?二人で5,6杯はのんで7000円位でした、。
イイ気分で川沿いを歩き途中で歴史のありそうな珈琲屋さんで深みのある珈琲とおいしいケーキをいただき、無事ホテルに帰還。ぐっすりとやすみました。続きはまた。